FXトレード

株価指数先物 魅力とメリット

株価指数先物 魅力とメリット
東証マザーズ指数先物チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

株価指数先物 魅力とメリット

指数先物取引とは、日経平均株価などの指数を、ある決められた期日に、あらかじめ決めた価格で売買する契約を行う取引です。指数を対象とした取引なので個別の株式取引よりも銘柄選びがしやすいこと、相場の上昇局面でも下降局面でも利益を狙うチャンスがあることが特徴です。

株価指数先物 魅力とメリット
【もくじ】
基本的な取引の流れ
● 建玉を持つ ● 転売・買戻しによる決済
● SQ決済 ● 限月
当社の各サービスチャネルでの指数先物のお取引方法はこちら!

基本的な取引の流れ

建玉を持つ

指数先物取引を開始する場合、まず取引対象の指数の今後の見通し予想により、「買い建玉」「売り建玉」のいずれかを持つことから始めます。

  • 上昇しているだろうと予想すれば先物を買う(買建)
  • 下落しているだろうと予想すれば先物を売る(売建)

転売・買戻しによる決済

株価指数先物 魅力とメリット 株価指数先物 魅力とメリット
転売 買建玉を第三者に売付ける
利益発生パターン:安く買って、高く売る。
買戻し 売建玉を第三者から買戻す
利益発生パターン:高く売って、安く買い戻す。

「買建てた価格<転売した価格」の場合
買建てた価格より高く転売することができたので利益になります。

「買建てた価格>転売した価格」の場合
買建てた価格より安く転売してしまったので損失になります。

「売建てした価格>買戻した価格」の場合 株価指数先物 魅力とメリット
売建てた価格より安く買戻すことができたので利益になります。

「売建てした価格<買戻した価格」の場合
売建てた価格より高く買戻してしまったので損失になります。

取引の期日まで転売・買戻しで決済されなかった建玉は、「SQ決済」という方法で一斉に最終決済が行われます。

最終決済はSQ値(特別清算指数)という取引対象の指数を構成する銘柄の始値から算出される特別な指数を使用して「現実の指数と、先物建玉の成約価格分の金銭との交換」とほぼ同様の効果による自動決済を行います。SQ決済の場合も転売・買戻し同様差額のみで受渡が行われる差金決済となります。(SQ:Special Quotationの略)

「買建てた価格<SQ値」の場合
期日の指数(SQ値)よりも安く買建できていたので利益になります。

「買建てた価格>SQ値」
期日の指数(SQ値)より高く買わなくてはいけない建玉なので損失になります。

「売建てた価格>SQ値」の場合
期日の指数(SQ値)より高く売れる建玉なので利益になります。

「売建てた価格<SQ値」の場合
期日の指数(SQ値)より安く売ってしまう建玉なので損失になります。

指数先物取引は、決済期日にあらかじめ決めた価格で売買する契約を結ぶ取引ということは前述しましたが、この決められた期日ごとに「限月(げんげつ)」という形で取引が行われており、「2011年の12月の決められた日(SQ)に売買する」という先物取引の場合は「2011年12月限(にせんじゅういちねん じゅうにがつぎり)」という銘柄として設定されます。

指数先物取引では、お取引に際し証拠金を差入れる必要があります。詳しくは、下記の関連リンクをご覧ください。

当社の各サービスチャネルでの指数先物のお取引方法はこちら!

  • 対面取引(店舗でのお取引)
  • コールセンター取引(お電話でのお取引)
  • インターネット取引(インターネット取引システムでのお取引)
  • 指数先物・オプション取引の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失が発生することがあります。
  • 指数先物・オプション取引は、差し入れた証拠金の額を上回る取引を行うことができることから、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときは、短期間のうちに証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。
  • 指数オプション取引の買方は、期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅し投資資金の全額を失うことになります。
  • 指数オプション取引の売方は、証拠金を上回る取引を行うこととなり、市場価格が予想とは反対方向に変化したときの損失が限定されていません。
  • 指数先物・オプション取引を行うにあたっては、以下の売買委託手数料をいただきます。
  • 指数先物・オプション取引を行うにあたっては、以下の証拠金(インターネット取引)を差し入れ又は預託していただきます。証拠金の額は、SPANにより先物・オプション取引全体の建玉から生ずるリスクに応じて計算されますので、事前に記載することはできません。

新規建てに必要な証拠金「未決済建玉および未約定注文について「ブル方向の証拠金所要額」と「ベア方向の証拠金所要額」の大きい方の金額-ネットオプション価値総額(新規建て最低必要証拠金:10万円)」が必要です。
ブル方向の証拠金所要額とは「先物買い」、「コールオプション買い」、「プットオプション売り」の未決済建玉および未約定注文に係るSPAN証拠金×当社所定掛け目(120%~200%)、
ベア方向の証拠金所要額とは「先物売り」、「プットオプション買い」、「コールオプション売り」の未決済建玉および未約定注文に係るSPAN証拠金×当社所定掛け目(120%~200%)です。

今年のマザーズ市場は、暴落してもすぐに反発する?
東証マザーズ指数先物を使った「売りヘッジ」が、
大幅安のマザーズ市場を回復させるエネルギーに!

facebook-share

東証マザーズ指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

マザーズ市場が大幅安になると
その翌日は必ずリバウンドする?

株価指数先物 魅力とメリット
■東証マザーズ指数が大幅安(2%以上)だった日と翌営業日の騰落率
日付 騰落率(%) 翌営業日の騰落率(%)
3月15日 −3.39 1.54
3月22日 −2.00 1.03
4月4日 −3.21 0.67
4月6日 −2.35 1.40
4月12日 −3.45 1.40
4月14日 −2.14 2.11
4月24日 −2.01 1.61
6月23日 −2.83 2.27
6月28日 −2.60 1.61
7月4日 −2.75 0.72
8月1日 −3.95 1.53
8月9日 −2.48 −1.08
※2017年初から2017年8月15日までで集計

今年は、 東証マザーズ指数 が大幅安となるケース自体減っているのですが、大幅安の定義を「前日比2%以上の下落」とした場合、年初から直近までに計12回“大幅安”が発生しました。そして、8月1日の3.95%安が最大下落率になっていますが、同日の翌日8月2日まで、 11回連続で「翌日すかさずリバウンド」していることがわかります

大げさではなく、 マザーズ市場が凄まじい“自然治癒力”を手に入れている ことがわかります。

日銀のETF買いが、結果的に
マザーズ市場の“自然治癒力”を上げる

そんな日経平均株価にまつわる 株価指数先物 魅力とメリット 指数売買に見切りをつけた投資家が急増し、今年は個別株の押し目を拾うトレードスタイルが確立された ように思われます。個別株のなかでも、値動き妙味から触手が伸びやすいのがマザーズというのはいつの時代も変わりません。

8月1日のマザーズ市場の急落で、
翌日にリバウンドしなかった理由とは?

東証マザーズ指数先物チャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
拡大画像表示

東証マザーズ指数先物 の出来高は、上場初日の2847枚をピークに低調でした。それが、 東証マザーズ指数 が 大幅安になった8月1日に出来高が急増。上場来最高の4669枚という大商いとなりました

これはなぜか? 出来高が急増したタイミングから考えられるのは、 決算発表シーズンが意識された ということです。

東証マザーズ指数先物が
決算リスクに備えた「ヘッジ売り」に利用される

7月31日(月)に、6月中間期の業績予想を アエリア が開示しました。今年1月27日に配信を開始したイケメン役者育成スマホゲーム『A3!』への“期待”で買われてきた アエリア ですが、実際、同ゲームは業績に大きく貢献し、中間期の売上高は前期比約2倍の56.4億円、営業利益は14.6億円と大幅黒字に転換するという、超絶好決算でした。

アエリア の株価がこうしたネガティブ反応を示したことで、投資家の間で決算リスクに備える動きが出たものと想定されます。その備え方も、手持ちのマザーズ株を売るのではなく、 東証マザーズ指数先物 を売る(=ヘッジ売り)という形が初めて現れたのが今回 だったように思われます。

マザーズ銘柄の決算発表は、8月9日に20社強、10日に60社弱、今週14日に30社強と日程が集中していました。この時期までに膨らんだ 東証マザーズ指数先物 売りには、決算前のヘッジ売りが相当量含まれていたと推測できます。実際、今週14日時点における 東証マザーズ指数先物 の建玉残高は、過去最高の6042枚、この2週間で1.5倍に増加しました。

東証マザーズ指数先物の「買戻し」が
マザーズ市場がリバウンドするエネルギーに

これまで、マザーズ市場にこんな現象が起きたことはありませんでした 。ヘッジ売りしようにも、 東証マザーズ指数 を売る手段が無かったからです。それが、 東証マザーズ指数先物 が上場して1年を経て、ようやく存在感を示したわけです。

「買戻し」という要素が無かった市場に、まだ大きくはないものの、「買戻し」という要素が生まれたことはマザーズ市場にとって大いにプラスです。そして決算発表シーズンを通過したことから、 この「買戻し」はマザーズ市場の回復につながるエネルギーに転じると考えられます

株価指数先物 魅力とメリット
【今週のピックアップ記事!】
日経平均株価&マザーズ指数は下落トレンドに突入? イナゴ銘柄が暴落中の今は、安易な押し目買いを控え底値で買える「セリングクライマックス」を狙え!
20万円以下で買える、好業績なネット関連株を発掘!「営業利益変化率が2期連続2ケタ増」「社員が若い」など5つの条件で抽出した、個人投資家注目の2銘柄を紹介

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・楽天証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・SBI証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・LINE証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・SBIネオトレード証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・松井証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・マネックス証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・GMOクリック証券の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・DMM.com証券(DMM株)の公式サイトはこちら

【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・野村證券の公式サイトはこちら

【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人 全員に
現金2000円プレゼント! ⇒関連記事はこちら

岡三オンライン証券の口座開設はこちら!

松井証券の口座開設はこちら!

株価指数先物 魅力とメリット

チャートではわからない相場解説の関連記事

【2022年】今すぐ口座開設できる証券会社【最新版】 最短“申込当日”に取引できるDMM.com証券、翌日に 取引可能なSBI証券など、今すぐ株を買う方法を解説 【2022年4月5日更新】(2019.03.01)

【証券会社(ネット証券)おすすめ比較】 人気で選ぶ!みんなのおすすめネット証券会社 [2022年5月1日時点](2021.06.24)

日経平均株価&マザーズ指数は下落トレンドに突入? イナゴ銘柄が暴落中の今は、安易な押し目買いを控え 底値で買える「セリングクライマックス」を狙え!(2017.08.15)

20万円以下で買える、好業績なネット関連株を発掘! 「営業利益変化率が2期連続2ケタ増」「社員が若い」など 5つの条件で抽出した、個人投資家注目の2銘柄を紹介(2017.08.株価指数先物 魅力とメリット 07)

高配当株投資で「TOPIX」以上の好成績を上げ続ける スゴ腕ファンドマネージャーの銘柄選びの極意とは? 現金が潤沢な銘柄から、増配が期待できる株を探せ!(2017.08.09)

チャートではわからない相場解説 バックナンバー

株価が暴落したとき、個人投資家が買っているのは この銘柄! 信用買い残から見えてくる個人投資家の 動向と「マザーズ市場が盛り上がらない原因」とは?(2018.10.30)

「日経平均構成ウエイト」が高く、1〜3月に大きく 下落した銘柄ほど、今後の買い戻しが期待できる!? 裁定解消売りなどの「需給要因」から相場を解説!(2018.04.05)

12月の市場では、値頃感のある株を安易に買うな! 年末に向けて「節税売り」されやすい「塩漬け株」を 現時点での「信用買い残」と「下落率」から推測!(2017.12.04)

政治も企業も「改名」でイメージをリセットできる!? 社名をガラッと変えて株価が67%も大幅アップした ライクキッズネクストなど、社名変更の効果を検証!(2017.10.04)

北朝鮮のミサイル発射時に東京市場が開いていたら 日経平均は大暴落していた! ミサイル発射直後に 先物を売り叩いた投機筋が失敗した理由とは?(2017.08.30)

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2022年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!

【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較 おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き

    ザイ編集部(2022.5.25) 株価指数先物 魅力とメリット ザイ・オンライン編集部(2022.5.3) ザイ・オンライン編集部(2022.5.2) ザイ・オンライン編集部(2021.12.23) ザイ編集部(2022.5.20)
    ザイ編集部(2022.5.25) ザイ・オンライン編集部(2022.5.3) ザイ・オンライン編集部(2022.5.2) ザイ・オンライン編集部(2021.12.23) 株価指数先物 魅力とメリット ザイ編集部(2022.5.20)
    ポイ探ニュース(2022.5.29) ザイ・オンライン編集部(2022.5.3) ザイ・オンライン編集部(2022.5.2) ラカンリチェルカ(村瀬 智一)(2022.5.27) ザイ・オンライン編集部(2021.12.23)
  • DDHD---債務超過解消により上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除
  • 27000円突破で投資マインドが改善、ハイテク株などを中心に幅広く買われる
  • (まとめ)日経平均は大幅続伸 節目の27,000円を回復し上げ幅を広げる展開 今…
  • SREHD、ラクス、セルムなど

ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[つみたて投資入門/最強の割安株]

◎別冊付録
75万部売れた株の本が付録で読める!

ZAiが作った株入門ダイジェスト版!

◎巻頭特集
速報!

最新決算でわかった2022年の強い株

◎第1特集
キホンからオススメ投信まで大事なコトだけ!つみたて投資入門
●キホン編
つみたてNISAやiDeCoを徹底解説
・つみたて投資は必要?
・どうなれば儲かる?
・どんな人に向いてる?
・何を買ってつみたてるの?
・オトクな制度って? 株価指数先物 魅力とメリット
●実践編
投信を買うならこの1本!を紹介
急落や損した時対処法を伝授!

・どの投信を買えばいい? 株価指数先物 魅力とメリット
・口座はどこで開けばいい?
・いま始めても大丈夫なの!?
・損が出てる! やめるべき?
・つみたての金額はいくらにする?
・家計が厳しいけどやめていい?
●もう始めてる5人に聞いた
つみたてデビューとリアル収支

◎第2特集
波乱や利上げで人気急騰!
割安株で値上がりと利回りゲット!

PART1: 高利回り
・高配当で株主優待も充実!利回りランキング
PART2: 10倍狙い
・不人気&売られすぎ前途有望な話題株
PART3: 底値が堅い
・安全・安心・割安な守りが堅い三安株

◎第3特集
トクするカードの序列が激変!
クレジットカード大全

・最初の1枚
・とにかく高還元
・一定利用で無料
・買物が絶対トク
・特典が魅力的
・投信積立で還元

◎人気連載もお楽しみに!
●10倍株を探せ! IPO株研究所
●自腹でガチンコ投資!AKB48ガチ株バトル
●AKB48武藤十夢のわくわくFX生活!
●株入門マンガ恋する株式相場!
●どこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」

日本でもできる米国株先物【NYダウ】とは? 注目される3つの理由を解説

(2022/5/24更新)

(2022/5/20更新)

シリーズ連載: アメリカ・ロサンゼルスで不動産投資 7年で1億円

(2022/5/27更新)

シリーズ連載: HOME'S PRESS編集部

(2022/5/17更新)

シリーズ連載: 2018/9/15+16 投資EXPO出展企業インタビュー

シリーズ連載: CPM®流「相続・不動産経営 実践術」 右手 康登のコンサル「みぎからひだりへ」

シリーズ連載: 悩める投資家への「目からウロコが落ちる」アドバイス 誌上チャレンジ面談

人気コラムキーワード

不動産投資用物件を検索する

注目のコラムランキング

  1. 不動産ブローカーとは?アメリカとの違いや実態を解説
  2. 20代の平均貯金額と中央値はいくら?|毎月手取りの10%を貯金するコツ
  3. 投資シミュレーション【一括投資 VS 積立投資】収益性が高いのはどっち?
  4. 「仲介手数料は0.5カ月分が上限」判決が与える賃貸オーナーへの影響は?
  5. 【徹底比較】不動産投資ローンに積極的な銀行・金利一覧とフルローンの現状

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部の新着コラム

Pick UP パートナー企業

注目の不動産投資パートナー企業特集 賃貸経営の集客~出口戦略を徹底サポート!

一棟収益物件 売却査定サービス

不動産投資・収益物件を検索するなら【LIFULL HOME'株価指数先物 魅力とメリット S 不動産投資】賃貸経営[マンション経営・アパート経営]をお考えなら、まずは掲載中の投資物件[投資用マンション・売りアパート・一棟売りマンション]を地域や価格帯、会社で検索して、価格や想定利回りで絞り込み!気になる投資物件を見つけたら物件の周辺情報を調べたり、収益シミュレーションを使って実際の運用をイメージ出来ます。不動産会社へはメールか電話でお問い合わせ・相談が可能です(無料)。不動産投資による資産運用をお考えなら【LIFULL HOME'S 不動産投資】

TOPIXと日経225の違い-どちらに投資した方が有利なのか | ニッセイ基礎研究所

btn-mag-b.png

1TOPIX
TOPIXは、東証一部に上場する全ての国内株式を対象とした国内株式指標である。1968年1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額が指数化されている。構成銘柄数は2,165銘柄と多い。各銘柄のウェイトは、時価総額の大きい銘柄ほどウェイトが高くなる、時価総額加重で算出される。但し、現在は単純な時価総額ではなく、実際に市場に流通している浮動株と言われる株式の時価総額が各銘柄のウェイトとして用いられている。

2日経225
日経225は日経平均株価の略称で、日本経済新聞社が発表する株価指数である。東証一部上場銘柄のうち、日本株式市場を代表する225銘柄を対象としている。1949年5月16日の単純平均株価176円21銭から算出され、対象銘柄の株価の合計を225で割った単純株価平均をベースに、株式分割等による株価変動を修正して株価の連続性を保っている(日経225=225銘柄の株価合計÷除数)。このように日経225のウェイトは、株価が高い銘柄ほどウェイトが高くなる株価平均型で算出される。

図表1 TOPIXと日経225の主な違い

3TOPIXと日経225の主な違い
最初に注目すべきTOPIXと日経225の違いは、主に銘柄数とウェイト算出方法の違いからくる、組入れ銘柄の違いである。まず、企業別にみると、日経225は固有銘柄の比率が高い。構成比率上位10銘柄の合計比率はTOPIXが17.3%、日経225が37.0%である(図表2)。中でも、ファーストリテイリングは、日経225の10.1%を占める。次に、業種別にみると、比率が最も高いのはTOPIX、日経225どちらも「電気機器」で一致しているが、比率自体を確認すると異なっている。TOPIXで日経225より比率が最も低い業種は、ファーストリテイリングが属する小売業で、その差は8.0%だ(図表3)。一方、TOPIXで日経225より比率が最も高い業種は銀行業で、その差は4.5%だ。

図表2 構成比率上位10銘柄/図表3 業種別構成比率

3――TOPIXと日経225のインデックスファンドのどちらの方が得か

1過去のインデックス指数の推移
図表4を見て分かるように、TOPIXと日経225の指数の推移はほぼ同じで、収益率(配当込み)の相関係数は0.97と非常に高かった。2002年1月末対比の指数の推移(図表4)をみると、日経225の方が上昇率は若干高く、2020年5月末時点では70.1ptの差があった。また、変動の幅は日経225の方が若干大きく、月次収益率(配当込み)の標準偏差はTOPIXが5.0%、日経225が5.4%だった(2002年1月から2020年5月まで)。

図表4 TOPIX(配当込み)と日経225(配当込み)の推移

2一括投資した場合のパフォーマンス
過去に一括投資をしていた場合、実際のパフォーマンスはどちらがよかったのか見てみよう。240万円を投資し10年後、360万円を投資し15年後の最終時価残高でTOPIXと日経225を比較する。

図表5 一括投資した場合のパフォーマンス評価

3ドルコスト平均法で投資した場合のパフォーマンス
次に、ドルコスト平均法で過去に投資をしていた場合、実際のパフォーマンスはどちらがよかったのか。ドルコスト平均法は、定期的に「一定額」の投資を継続する手法である。図表6では、毎月2万円を10年間(積立金額総額240万円)投資した場合の最終時価残高、毎月2万円を15年間(積立金額総額360万円)投資した場合の最終時価残高について、図表5同様に示す。

図表6 ドル平均法で投資した場合のパフォーマンス評価

4――実際にインデックスファンドに投資する場合の留意点

1投資信託とETFの違い
実際に投資をする際の投資信託とETFの最大の違いは、購入価格の変動タイミングだ。投資信託は基本的に1日1回算出される基準価額で購入する。ETFは、価格がリアルタイムで変動し、指値注文や成行注文等を選んで購入することができる。

2販売・解約時の手数料と信託報酬
インデックスファンドはリターンの源泉にファンドごとの差はないため、手数料が最終的なリターンを決める重要なファクターとなる。まず、購入時、解約時に発生する手数料があり、ファンドごとに異なる。さらに、保有期間中に信託財産から毎日差し引かれる費用として「信託報酬」「監査報酬」「売買委託手数料」など(以下、信託報酬等)がある。リターンに大差がないのであれば、各種手数料は低い方が良い。

図表7 信託報酬等(税込)の比較(つみたてNISA対象有無、設定年別)/図表8 年率6%で100万円を運用した場合の信託報酬等の違いによるパフォーマンスの差

3信頼できる金融機関の選択
勤務先が提供する確定拠出年金やiDeCoやNISAでのインデックスファンド投資であれば、特に問題はないと思うが、最低でも金融庁監督下にある金融機関の中から選択することが大切である。その中でも信頼性が高く、倒産等の心配のない先を選ぶことが大切である。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる